スティーブ・ハンセンのコーチング理論②
ブログって書くの結構やる気が必要ですね。
普段何となく読んだり聞いたりしていても、それをまとめるにはそれなりの根気が必要ですね。笑
知らない単語出てくるし!!
さてスティーブ・ハンセンの理論②です。
①コーチとしての間違えについて
現在のABsのヘッドコーチのスティーブ・ハンセンでさえ以前は選手に対して辛辣な言葉やイジメに近い言葉を使っていた様です。 しかしそれ間違いであったと言っています。
彼の場合その間違えを犯した環境が、マスコミに注目される前(カンタベリー代表やクルセーダーズのコーチになる前)、プライベードな場所(学校)だった為、逆にそこで色々学べたようです。
恐らくコーチングスタイルを色々と作り上げて行く重要な期間であったと思われます。
選手も間違えますが、コーチも同じ様に間違えますよね。
スティーブ・ハンセンは「あなたがどんなコーチであろうと間違えを犯す」とも言っています。
コーチも間違えから学べる期間が必要なのかもしれません。いきなりハイレベルな環境で活躍というパターンを夢見る人もいますが、現実はスティーブ・ハンセンは元警察官、サー・グラハム・ヘンリーは学校の校長先生でした。
そこから学校、クラブを経てNPC、スーパーラグビーを経験してABsのコーチになりました。
多くの人は成功を短時間で夢見ますが、多くの場合現実は時間が長くかかりそして直線の右肩上がりには行きません。
(WaitakereにあるTrust Stadium:Waitakere Rugby Clubのグランド。テストマッチ前にABsや各国のチームが練習にも使います。)
②プレッシャーについて
コーチとしてのプレッシャーは誰にでもありますね。
スティーブ・ハンセンは元警察官として、コーチとしてのプレッシャーについてこう例えています。
「亡くなった方の家族にその事を話す事と比べるとそれは無に等しいと。」
ラジオではこのように言っています。
there is pressure all the time. It doesn't go away. You're expected to be on your game the whole time.
(適当訳)プレッシャーは常にあるし、それがどこかに彼方に言ってしまう事も無い。そして試合中、常に期待が自分に伸し掛ってくる。
What you come to realise is that if you can acknowledge that it's there, then you can start to work out how to deal with it?
(適当訳)いずれ気付くだろうけど、プレッシャーが常にそこにあるならば、あとはどうやって上手く付き合って行くのかを。
プレッシャーについてきちんと理解していれば、それはプレッシャーに対する準備ができている事。更に試合に向けた準備をきちんとする事によりプレッシャーに潰される事は無いとも言っています。
Also, rugby's a game. That's why I love it and enjoy it, because it's a game. It won't change who I am, it won't define who I am or the people who play it. It won't define who they are. It might be part of their life story but it's just a game.
(適当訳)テストマッチは「ゲーム」である。だからそれが好きだし楽しい。だからその「ゲーム」が私自身の存在価値を変える事は無いし、私自身や試合をプレーした選手もそのテストマッチの試合のみで定義される事は無い。更に対戦相手も同じである。あくまでもラグビーは人生の1ページであり、ただの試合なのだ。 人生ではより沢山の重要な事がある。
彼らはラグビーを自分の人生の全てとは言っていませんね。
あくまでもゲームを楽しむもの。そしてその過程でプレッシャーは免れない。
プレッシャーについて簡単に書いてみました。ここは今後もう少し書いてみたいと思います。ラグビーだけでなく、多くの局面で活かせるのではないでしょうか。
彼はこうも最後に付け加えています。
但しニュージーランドではラグビーはとてつもなく重要なことなんだと。